前回の記事で、ドライイーストは目分量で入れていると書きました。
(<HB食パン>冷凍ミックス粉で楽々パン作り)
今回は、その内容をもう少し詳しく紹介したいと思います。
1斤あたり1gでもパンは作れる!(長時間発酵の場合)
ドライイーストについては、私は1袋3g入りのものを買っているのですが、
長時間発酵させるときは、1回につき3分の1(1g)を入れています。
※1回で1斤作ります。
目分量で、10分の1とか20分の1だと難しいですが、3分の1ならそう大きく間違うことはありません。
それに、何度か失敗して4分の1くらいになったときもありましたが、普通に焼けました!
そして、ホームベーカリーを使っていらっしゃる方はお気づきと思いますが、
「1斤で1gって少なくない?」
ということです。
基本レシピは、1斤につき約3gなのですが、その3分の1の量しか入れていないので、大丈夫なの?と思われると思います。
が、ちゃんと焼けます。むしろ、イースト臭さがなくて美味しいです。
※ただし、ホームベーカリー付属の基本的な調理時間(4時間くらい)であれば、レシピ通りの分量のドライイーストを入れないと発酵が進まないので、その点はお気を付けください。
この、ゆっくり発酵させるとドライイーストは少量でもOK、という情報は、
以前、勝間和代さんのメールマガジンか何かで得た情報です。
試しにやってみたところ、確かに、それまでと遜色ない、おいしい食パンができました。
それ以降は、毎回長時間発酵させるコースにして、1斤あたり1gのドライイーストで作っています。
我が家のホームベーカリーの長時間発酵コースは、調理時間は7時間20分。
ホームベーカリー付属の説明書にある基本コースだと調理時間は4時間10分。
7時間と長時間ですが、寝ている間に作ると割り切れば、問題ありません。
使っているホームベーカリー
私はエムケー精工のホームベーカリーを使っています。
天然酵母の全粒粉パンのコースが最も調理時間が長い(発酵がゆっくりすすむ)ので、毎回このコースを使っています。
予約可能なので、寝る前にセットしておけば、翌朝に焼きたてパンが食べれます。
寝る前の時間はいつもバタバタするのですが、前回の記事で紹介した冷凍ミックス粉を作っておけば、冷凍庫から出してすぐにケースに入れて使えます。
おわりに
付属のレシピには「ドライイースト2.7g」と書かれており、きっと少量でも分量を間違えたら
失敗するんだ・・・と思い込んでいました。
けれども、
・3時間や4時間という時間はそもそもイーストの発酵にとっては短い
・イースト本来の力が発揮できれば、最適な量は基本レシピよりも少なくてすむ
(時間が短くて十分に働けないから、分量を増やしている。)
・ゆっくり発酵させたら、イーストが最大限の働きをしてくれる。
という原理を理解すると、腑に落ちました。
原理を知れば、自分なりの工夫ができるので、楽しいですね。
ドライイースト1gのパンは、味は美味しいし、
地味に節約(通常の3倍使える)ので、とってもおすすめです。
ぜひ試してみてください!