ゲームとの付き合い方。子供には好きなことに打ち込んでもらいたい!でも好きなことばかりでいいのか。

こんにちは。りんご336です。
今回は、子育てについて書きたいと思います。

「子供の“好き”や“得意”を伸ばそう」は主流

子育てに関する本を読んでいるとよく見かけるアドバイスです。
ネガティブな面よりもポジティブな面に着目して、そこを伸ばす、といった風潮が最近の主流であると感じます。
前向きで、私も好きな考え方です。

興味のあることはすぐに覚えられるし、すぐに上達する。

このブースト効果を子育てと組み合わせる、というのはどんな親御さんも考えることではないでしょうか。
私も、

「よし!子供が何かに没頭しているときは、その集中力を邪魔しないように見守ろう!」
「好きなことを伸ばし続ければ、好きなことを仕事にしていけるかも!」

そう意識して、日々子育てをしているのですが、
我が子はというと・・・

ゲームにめっちゃ熱中している。

一番好きなこと、一番楽しいこと、一番集中できることはゲームなのです。

じゃあ、「子供の“好き”や“得意”を伸ばそう」セオリーに従って、子供にゲームをとことんやらせるのか、というと躊躇してしまう。

今はeスポーツという競技が確立されているし、ゲーム実況のユーチューバーも沢山いる。
実際に好なことで生計を立ている人がいて、それを応援する人もたくさんいる。

じゃあ、やっぱり我が子には存分ゲームをやらせてもいいのかな。

うーん。。。

きっと、レゴとか、将棋とか、野球とか、そういったものだっだら、躊躇はしないだろう。

なぜゲームだったらだめなのか。

私なりに色々と考えてみました。

ゲームの良いところ

①問題解決能力が鍛えられる
敵に負けたときに、次はこれを試してみようとか、あれこれ試行錯誤する力がつくと思います。
うまくいかない理由を分析し、対策を考え実行してみる。

このような習慣を実生活でも活かせたら、学びの多い人生になると思います。

②親子のコミュニケーション

子供と同じゲームを夫も楽しんでやっています。
二人で協力して敵を倒したり、競争をしたり。

我が子にとっては、ゲームの中では大人と対等に戦えます。
それが更にゲームを楽しいものにしているでしょう。

また、もっと大きくなった時に、家族との時間より、自分や友達との時間が増えて行くと思います。
そんな頃に、ゲームをきかっけに家族の時間が出来るといいなと思います。

③頭の体操になる
ゲームに慣れている人は何とも思わないと思いますが、私のようなゲーム初心者からすると、
コントローラーってボタンたくさんあるし、カメラの微調整は難しいし、
めっちゃ指先と頭使うんですけど!って感じなんです。

ボタンの操作と、動きがまだ全然スムーズにいかないんです。
きっと、慣れている人は無意識にできるレベルでしょう。

これまでの人生、ゲームで遊ぶことなんてほぼなかった私。
「ゲームやったら頭の体操になりそうだわ。しかも、ゲームが上手い母ちゃんって、かっこよくない?」と邪な動機を持ちながら、子供と一緒に遊んでいます。


ゲームのデメリット?親のモヤモヤ。

①運動不足の心配
ゲームが盛り上がってくると、飛んだり跳ねたり(うちだけ?)するのですが、
やっぱり基本はじっとしている。
親としてはしっかり外遊びをしてほしいのです。

「ゲームをしてる=運動音痴」ではないし、バランスの問題だと思っています。

小さな工夫ですが、我が家では、ゲームやYoutubeを見る時はバランスボールに座らせています。


②勉強への影響
ゲームの時間が長くなると、学校の勉強がおろそかになるという心配もあります。
親にとっては、これが一番の悩みではないでしょうか。

もうちょっと〜と言って、宿題をなかなかやらない。
子供にとっては、今、この場面をクリアすることが優先度1位の最重要事項。。。
毎日こんな調子だと、勉強への悪影響だと思ってしまうのも仕方ないです。

勉強が人生の全てではありませんが、やるべきことはきちんとやる、メリハリをつけて欲しいです。

好きなことだけやってていいのか

何かヒントはないかとプロゲーマーの方の本を2冊読んでみました。

「eスポーツ選手はなぜ勉強ができるのか:トッププロゲーマーの「賢くなる力」(小学館新書)」
すいのこ(著)

「世界一のプロゲーマーがやっている 努力2.0」(ダイヤモンド社)
ときど(著)

これらの本の中で共通していることは、ゲームが好きという情熱が強さや賢さの源泉だということ。
これは、「子供の“好き”や“得意”を伸ばそう」セオリーに当てはまる部分です。
好きだから練習する、好きだから没頭できる、好きだから工夫を凝らす。
やはり“好きこそものの上手なれ”です。

また、私のモヤモヤを解消する考えも学びました。
それは、「義務を受け入れる」という考え方です。

日々の仕事、生活の中では「好きではないが、やらないといけないこと」が誰にでもあるはずです。

僕はこれらの「グレーなこと」=「義務」に対してもしっかり受け入れることが大事だと思っています。

(中略)実際には拒否できない義務だったとしても「やると、自分で決める。」

「世界一のプロゲーマーがやっている 努力2.0」 著者:ときど


やるべきことはしっかりやった上でゲームをする。
興味深かったのは、義務を仕方なくこなすのではなく、もっと能動的に、自分の意思でやると決めた、ということです。
勉強とゲームをセットに考えて、勉強をたくさんしたらゲームもたくさんできる、と考えを切り替えたそうです。

子供には、やるべき事はしっかりやること、
そして、勉強の目的や理由をもっと丁寧に伝えようと思いました。
嫌なことでも視点を変えて自分事として取り組めたら、成長にもつながるのではないでしょうか。

おわりに

「子供の“好き”や“得意”を伸ばそう」という考え方はとても好きです。
人生を楽しく過ごすためにも理にかなっていると思います。

しかし、勉強などの義務はしっかりとやってもらう。

勉強が全てではないものの、勉強ができることで選択肢が広がることは確かです。

今、我が家では以下のようなルールを決めて取り組んでいます。
ゲームをする前に必ず宿題を終わらせる。
宿題がない時は、読書や数独、折り紙など、机に座ってできることをやる。

ゲームと勉強・外遊びの時間を同じにする。
ゲームを30分したければ、30分勉強するか、外遊びをする。

子供がゲームをして遊ぶ時に、親が最も気になる事は、勉強との関係だと思います。
勉強とゲームについては様々な意見があり、明確な相関はわかりません。

ただ、頭ごなしにゲームはダメ、と言うのではなく、

メリハリをつけて取り組めば、思いっきり楽しんでいいんだよ、と言いたいです。

スイカに塩を振って甘みを引き立てる感じに似てますが、
ちょっと面倒で、気が乗らないことがあるからこそ、
好きなことがより輝いて見えるんじゃないかなと思います。

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